事業を軌道に乗せるための開業準備
さぁ、事業内を始めましょう!でもその前に。
税務署に開業届けや青色申告を提出する必要がありますが、書類の手続きについてはネットで検索すれば出てくるので、当カリキュラムでは、ネット検索に出てこないTAKK式をお伝えします。
必要なものを確認!
事業計画を立てる | 開業を決めたら、事業計画を立てましょう。コンセプトやターゲットを明確にして、事業を具体化します。また、資金が必要な場合にはどのようにして調達するか、毎月の売上を予測し、利益がどれくらいになるかを計算します。 |
資格、許認可 | 例えば、マッサージをするためには「あん摩マッサージ指圧師」、まつげエクステの施術を行うには「美容師」の資格が必要です。資格以外にも、飲食店は保健所、リサイクルショップには警察の許可が必要になります。ご自身の事業内容には資格や手続きが必要かどうか、確認するようにしましょう。 |
備品、事務所 | 仕事で使うパソコンやプリンター、電話などを用意します。また、お客さんを呼んで打ち合わせする場合には、専用の場所を設けます。 |
ホームページ、会社概要を作成 | 集客のためのチラシ印刷やホームページを制作します。 |
開業届を提出 | 開業したら1カ月以内に税務署に開業届を出す必要があります。確定申告で青色申告をしたい場合には、青色申告承認申請書も提出しましょう。 |
銀行口座の開設 | 事業用口座を別に作っておくと、プライベートの資金と分けて管理ができるので便利です。開業届の控えを提出することで、屋号が入った口座を開設する銀行もあります。 |
おさえておきたいポイント
開業届には住所を記載する必要がありますが、自宅住所でいいのか、それともオフィスを構える必要があるのか、悩みどころですよね。
結論、開業するのにはどちらでも構いませんが、その住所を名刺や見積書、契約書などの書類にも記載することを考えて選択するようにしましょう。
フリーランスだと自宅=オフィスとしているケースも多いかと思いますが、特に一人暮らしの女性や、家族が一緒に住んでいる場合などは、プライバシーを開示することによるリスクも伴ってきます。
さらにサロンや教室など、集客をする場合だと他人を自宅に入れることになりますので、なおさら不安です。
そのような不安に備えてレンタルオフィスを借りることのメリットは大きいですし、固定費が気になる方には、住所だけを安価で貸してくれるところもあります。
郵便物を取りに行く手間はありますが、今の時代、紙でのやりとりも少なくなってきています。
もし自宅で開業する場合でも、名刺や見積書に住所を記載しないようにすれば、トラブル対策になります。
請求書や契約書には住所の記載を求められますが、あくまで契約済の信用あるお客様のみに開示するということにしておけば、その分トラブルやリスクも減らせるでしょう。営業の時に不特定多数に配った名刺に自宅住所を記載するのはやはり不安ですからね!
ちなみに、自宅が持ち家ではなく賃貸マンションや分譲マンションの場合は、登記ができない決まりになっていることもありますので、あらかじめ不動産会社やオーナーに確認をしておくようにしましょう。
開業届けの重要なポイント、屋号。会社でいう株式会社「〇〇」の部分です。
多くのフリーランサーは屋号をつけず、個人名でお仕事されている方も多いですが屋号は事業内容を伝える有効な手段・武器になりますので検討してみてください。
自分の名前で活動したい!という方はもちろんそれでもOKですが、屋号には事業内容の特徴を覚えてもらったり、価値を伝えたり、営業するときのアイスブレイク(ちょっとしたトークのネタ)にもなるというメリットもあります。
ちなみに弊社はTAKK(タック)株式会社ですが、「TAKK」はアイスランド語で「ありがとう」という意味。さらに弊社代表の名前は湯浅卓(タク)です。
すなわち、「湯浅 卓(タック→ありがとう!」と言っていただけるような仕事をします、という意味を込めています。
お客様との会話において、記憶に残りやすいツールとして屋号を活用しています。
事業の特徴がわかりやすく、記憶に残るような屋号にすれば今後の営業活動にも有効になることでしょう。
会計は?
次に会計の問題。フリーランサーは基本的には確定申告をする必要があります。
更に控除額が大きい青色申告の場合は、複式簿記で帳簿をつけることが義務付けられています。
複式簿記?なんだそれ?税理士に頼まなといけない?またお金がかかる・・・。多くの方がそのように思われると思います。しかしながら、今や超便利なfreeeやマネーフォワード等のクラウド型の会計システムがあるのでご安心を。年間数万円で確定申告に必要なものを作成できるので是非有効活用してみてください。
最後に会計のコツですが、独立当初の会計は、発生主義ではなく、収入支出があった日の現金主義で管理する事をオススメします。
発生主義はB/S・P/L等の財務会計の為であり、フリーランサーは、CF(キャッシュフロー)を追っかけた方が現実味が高く考えられるからです。
はじめはシンプルに、いつ現金が入って来る?いつ支払いがある?月末にはお金いくら残っている?という考え方で十分良い経営ができると思います。
とはいえ、確定申告は「発生主義」に基づいてやらなければいけないので、支払いが期をまたぐ際などには発生主義の考え方で計上・申告が必要です。
有料カリキュラムでは、具体的に営業ツールを一緒に作成したり、効果的な屋号を決めたりします。
是非、お申込みください。