【概要編】スムーズな納品

スムーズな納品

最終調整完了です! いかがでしょうか?
OKです!納品お願いします!

さて、無事にお客さんからもOKをいただけました。

あれ?
具体的には何を渡せばいいんだろう??

簡単な作業のように思えますが、正しい納品方法や納品後の注意点等をこのカリキュラムで解説します。

納品物はさまざま

納品方法には色々あります。
グラフィックなら印刷したものを納品やAIデータの納品。

WEBサイトならサーバーにアップロードやデータ納品。

写真なら全てのカット?それともセレクトする?

動画ならyoutubeにアップして納品?それとも映像データ?

プロジェクトによって形式が異なり、納品方法を事前に確認し見積金額にも反映しておかないと、後で追加費用や揉めてしまったり、納期に間に合わなくなる事もあるので注意しましょう。

つくる前に「納品物」の定義を決めておく

つくる前に「納品物」の定義をクライアントと決めておきましょう。

HTMLやCSS等の言語系、AIやPSD等のソフト系全てには様々なバージョンがあります。形式がFIXでしていても、バージョンがFIXできていなければ後で作り直す可能性もあります。制作カリキュラムで説明した通り、事前に仕様書でFIXしておくとスムーズに納品可能です。

こんなとき、どう対応すれば良い?

納品後のWEBサイトの運用はこっちでやりたいのでデザインデータはすべて納品してもらえますか?

From クライアントA社

途中まで作ってもらったけどキャンセルします。一応、稼働いただいた分のイラレデータはください。

From クライアントB社

編集データを渡すことで次の仕事がなくなりそう…でも正直言い出しづらい…

基本的に取り決めがない場合は、著作権は「作った人」に帰属します。フリーランサーであればその個人。法人であれば、その法人(社内の取り決めに準ずる)です。
著作権は複雑な法律です。(著作権は持っているけど、使用権はお客様に帰属させる事も可能)完璧に締結するのであれば、弁護士等に相談が必要で案件ごとに費用が発生する弁護士に相談する事は難しい為、自身の作品がどうなってほしいのか。
という視点で、取り決めをすればまずは良いかと思います。

基本的には渡さない

デザインデータは基本的には渡さないで大丈夫です。

デザインデータはあくまで、チラシやWEBサイトなど納品物をつくるための中間成果物です。※料理でいうところの食材です

データを渡す場合は、デザイン料とは別にデータ譲渡の費用を請求し著作権を買い取ってもらうのが正しい方法です。

理解しておきたい権利

そこで理解しておきたいこの権利。

著作物の利益を守る権利を、「著作権」といいます。
著作権法によって「著作物」を創作した「著作者」に与えられる権利のことで、「著作者」の財産的利益を保護する【著作権(財産権)】と「著作者」の人格利益を保護する【著作者人格権】からなります(著作権法第17条)。
登録などの必要はなく、著作物ができた時点で発生する権利です。

制作素材一つ一つにも著作権がある。オリジナルで作っていないものや、引用する場合は注意です!

著作権(財産権)は譲渡することもできます。

納品後のフォローも大切

ただ、法律の話ばかりではなく、納品後のフォローも大切です。

納品が終わると、良く連絡を取っていたお客様と全く話す事がなくなった。という事は良くありませんか?納品後に、制作したものの結果や現状の不具合等積極的に自分から聞きに行くとお客様は嬉しいですし、そこから追加案件が発生する事は良くあります。ですので、納品後も定期的にこちらからアクションを起こし、話す機会を作りましょう。

  • 反響いかがでしょうか?
  • ありがとうございました
  • さらにこんな提案もいかがですか?

このような当たり前の声掛けも必要ですよね。
定期的なフィードバックや提案が次に生きてきますよ!

もっと詳しい解説、具体的なテクニックは有料カリキュラムをお申込みください。

カリキュラム紹介の最新記事8件

>フリーランサー応援隊

フリーランサー応援隊

クリエイティブ系のフリーランサー(個人事業主)向けに役立つビジネススキルを提供しています。

CTR IMG